自由な発想を大切にしながら、快適な生活をデザインする。
身のまわりにある雑貨やアクセサリー、何気なく利用しているカフェまで、生活の背景にはいつもデザイナーの仕事があります。誰もが関わっている“生活”を提案していくことが、本コースでの学び。楽しくて快適な未来の暮らしをつくるプロフェッショナルを育てます。
Point
1
ものづくり?空間づくりの基礎を学ぶ
ハンドメイドによる基礎造形から始まるデザイン教育は、最新のデジタル機器を使用したものづくり、空間づくりの学びへと発展します。基礎的なグラフィックデザイン、CADソフトを使った図面表現、VR機器での疑似体験、3Dプリンタやレーザーカッターなど加工機器のスキルを修得します。
Point
2
発想をカタチに、創る力を身につける
思い描いたアイデアを実際にデザインし、カタチにする技術を学びます。さらに国内外での展覧会、企業との連携による製品化へとつなげ、社会に向けて発信する力、伝える力を養います。
Point
3
使う人の視点に立って、考える力を養う。
暮らしのシーンやニーズに沿ったものづくり、空間づくりを通じて、生活者の視点に立った企画や発想力を修得します。さらにSDGsの取り組みへと学びを広げ、社会のために役立てるデザインへと考える力を養います。
Pick Up
1
3年生展/国際プロジェクト(専門基幹演習4)
インテリア系の学びでは社会的テーマを背景にしたスペースデザインの、プロダクト系では製品クオリティの雑貨や家具のデザインと制作を行い発表します。2020年はドアハンドルのトップメーカーとして知られる「ユニオン」のショールームで展示を行いました。
Pick Up
2
産学連携PBL(専門基幹演習5)
産学連携授業を通じ、社会に求められるデザインを学び、提案します。ホームセンターの製品デザインを製品化に向けて学修。これまで生活に関わる製品が商品化され、実際に店頭で販売されています。
誰かの役に立つデザインを自らの手で作り上げよう。
人々の生活や社会をよりよくしていくためには何が必要か?人のために何ができるかを真剣に考え具体化していくのがインテリア?プロダクトデザインです。思い描いた理想像を、自分の手で実際に作り上げて体験することで、本当に役立つものづくりを学ぶことが大切です。
コース主任赤西 信哉准教授
京都市立芸術大学修士課程修了。専門はプロダクトデザイン、家具デザイン。デザインのみならず自ら木工職人として制作を行う。オリジナルブランドを立ち上げ国内外で発表を行う。
インテリアデザイナー、プロダクトデザイナー、建築設計士、家具?プロダクトメーカー、建築関連メーカー、インテリア?雑貨ショップ など
グループ制作の難しさが自分の成長につながりました。
プロダクトデザインや芸術はもちろん、それ以外の幅広い学びにも魅力を感じました。授業で初めて椅子を制作した際は、先生やスタッフの方に何度も指導いただき、完成したときには達成感でいっぱいに。その後のプレゼンテーションでは、同じ材料から見た目や座り方がまるで違う作品が生まれているのを見て、とても勉強になりました。グループ課題制作では、個人では経験できない楽しさと難しさを実感。コミュニケーション力が鍛えられました。今後は、プロダクトデザイナーをめざし、さらなる知識と技術を身につけ、人の役に立つものを制作したいです。
小松 未来さん 2年生